ユニバーサル・ネーチャー日本の現代美術家6名によるカレワラ展

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ユニバーサル・ネーチャー日本の現代美術家6名によるカレワラ展

カレワラが日本にやってくる!

日本を代表する現代アーティストたちによるカレワラ展をセゾンアートギャラリーにて開催いたします。
タイトルは「ユニバーサル・ネーチャー 日本の現代美術家6名によるカレワラ展」
フィンランド民族叙事詩「カレワラ」の新しい解釈を試みる展覧会です。

6名のジャンルの違うそれぞれのアーティストがフィンランドでリサーチを行い、それぞれの「カレワラ」の解釈を新作として制作発表展示いたします。

本プロジェクトは2016年にフィンランドカレワラ協会と、フィンランドセンターでの主催事業として企画され、アーティストの選考、現地リサーチと行ってまいりました。プロジェクトの目的は、神話と民俗を解釈を広げ、新しい芸術を創造し、フィンランドと日本の相互文化理解を促進していくことです。

2009年にカレワラ協会の主催で始まり2014年にはロシアなどで大成功をおさめました。その後フィンランド、ロシア、スペイン、ベトナム、イタリア、ベナンで開催されました。

作家の表現方法、特徴も異なり、絵画、彫刻、写真、映像、マンガと多岐にわたりそれぞれの表現で解釈される「カレワラ」がどのように見えてくるのか、楽しみな展覧会です。

Screen Shot 2017-06-09 at 13.50.01    鴻池朋子《根源的暴力》 2015 年 神奈川県民ホールギャラリー   淺井裕介《 Blessing Dance》 2016 年 “Wall Art Festival 2014″ Ganjad Village in Maharashtra, India 

キュレーター:KENJI KUBOTA ART OFFICE代表 窪田研二

6名の出展アーティストは(敬称略)
淺井裕介、飯沼英樹、太田祐司、鴻池朋子、しりあがり寿、田中愛弓

会期:2017年8月6日〜27日
会場:セゾンアートギャラリー
主催:フィンランランド カレワラ協会、フィンランドセンター
共催:セゾンアートギャラリー
協力:KENJI KUBOTA ART OFFICE

アーティスト紹介:

鴻池朋子:

tomoko_konoike 1960年 秋田県秋田市生まれ。1985年に東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業後、玩具と雑貨の企画、デザインの仕事に携わる。

1998年より絵画、彫刻、アニメーション、絵本などの手法を駆使したインスタレーションで現代の神話を描き続けている。

本展では、秋田民謡とカレワラ民謡を掛け合わせた歌を鴻池本人が雪に埋まり歌っている映像作品と、カレワラ神話に登場する動物のエピソードをもとに制作された、熊と狼の毛皮に刺繍を施した作品などを発表する。

近年の主な展覧会:

「皮と針と糸と 根源的暴力Vol.3」新潟県立万代島美術館(2016)
「根源的暴力」神奈川県民ホールギャラリー(2015)
「Tomoko Konoike」ウェンディ・ノリス ギャラリー / サンフランシスコ、アメリカ(2013)ほか多数。

太田祐司:

yuji_ohta

1980年 東京都生まれ。2009年 東京造形大学美術学科絵画科油画専攻卒業。2011年 東京藝術大学大学院油画専攻修士課程修了。

太田は「嘘」をテーマに虚構と事実が入り混じったボーダレスな作品で知られる。

「嘘」をきっかけに普段は触れることのできない真実や社会構造を垣間見ることができ、社会的価値に揺さぶりをかけることで、事物に対する再認識・再定義を試みている。本展ではカレワラ神話に登場する怪物(イク・トゥルソ)の骨格と、それを発掘した男の語りからなるスピンアウトとしての物語を映像作品として発表する。

近年の主な展覧会:「狂言をさせる」LAD GALLERY(2016)

「ルチオ・フォンタナ新作展」AIKOKO GALLERY(2013)
「VOCA展2013」上野の森美術館(2013)
「第15回岡本太郎現代芸術賞展」川崎市岡本太郎美術館(2012)
「ジャクソン・ポロック新作展」AIKOKO GALLERY(2011)ほか多数。

飯沼英樹

SONY DSC1975 年 長野県生まれ。2002 年 愛知県立芸術大学大学院卒修了後、ナント国立美術大学(フランス)に入学。その後、2006 年までヨーロッパ各地を 拠点に活動。ファッション誌にみる現代を生きる美しい女性達からインスピレーションを受け、彼女らのしなやかさや強さを一木造りで掘りおこした 飯沼の彫刻は、木肌が見えるほどのラフな外形を持ちながらも、現代の消費社会のただ中に身を置く女性たちのリアルを表現している。本展では、カ レワラ神話に登場する7 人の女性たちと、生き生きと描かれている動物たちを独自の視点から表現した新作を発表予定。女性が活躍する場を広げる現 代社会と、男性を中心に語られる歴史物語を受けて、飯沼は現代に生きる彫刻家としてカレワラ神話における女性たちを通じて民族叙事詩の現代的な 視点からの編纂を試みている。近年の主な展覧会:「アマゾン ナイル タクラマカン」SNOW Contemporary(2017)、「闘ウ女神タチ」松本市美術館(2016)、 「カデンツ サーカス デカダンス」H.P.France Window Gallery(2013)、「TOKYO PARIS ROTTERDAM」Museum Tongerlohuys 、オランダ(2011)ほか多数。

淺井裕介:

yusuke_asai1981年 東京都生まれ。アトリエでの制作と並行して、マスキングテープに植物を描く「マスキングプラント」や、滞在制作する各々の場所で採取された土と水を使用し、動物や植物を描く「泥絵」、アスファルトの道路で使用される白線素材のシートから動植物の形を切り出し、バーナーで焼き付けて制作する「植物になった白線」など、場所の特異性を活かしたドローイング作品を展開している。本展では、カレワラ神話にまつわる書籍などにドローイングを施す作品を出展予定。近年の主な展覧会:「淺井裕介 ― 絵の種 土の旅」箱根 彫刻の森美術館(2015-2016)、「生きとし生けるもの」ヴァンジ彫刻庭園美術館 (2016)、「瀬戸内国際芸術祭」(2013-2016)、「越後妻有アートトリエンナーレ2015」(2015)、「yamatane」Rice Gallery、ヒューストン(2014)など国内外のアートプロジェクトに多数参加。

しりあがり寿 :

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1958年 静岡市生まれ。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。パロディーを中心とした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。1994年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表、新聞の風刺4コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自な活動を続ける一方、近年では映像、アートなど多方面に創作の幅を広げている。本展では、持つものに幸福をもたらす神秘的な道具「サンポ」をもとに映像インスタレーションを展開する。近年の主な展覧会:「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」練馬区立美術館、刈谷市美術館、伊丹市立美術館(2016-2017)、「ゆるとぴあ – ボクたちは世界をボーッと見ている-」横浜市民ギャラリーあざみ野(2012)、「オヤジの世界」広島市現代美術館(2007)ほか多数。

田中愛弓

ayumi_tanakaニューヨークを拠点に活動。2003年に大阪芸術大学美術学士を取得後、2010年にニューヨークの国際写真センターにて学ぶ。”記憶”をテーマにプライベートな写真やインターネットからダウンロードした写真などを用い、立体的なコラージュを施したジオラマから写真作品を制作している。本展では、カレワラの編纂者であるエリアス・リョンロ−トが訪れた村をテーマに、新たな口承の物語を写真によって表現する。主な活動:「Athens Photo Festival 2015」(2015)、「LOOK3 festival of the Photographs 2012」(2012)、「Dumbo Arts Festival 2011 in NY」(2011)など国際的に活動を展開。