現代アーティストがみるカレワラ展

Date
25/01/2018
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現代アーティストがみるカレワラ展

Kalevala in Japan – 本プロジェクトは、日本の現代アーティストの視点を通じてフィンランドの民俗叙事詩カレワラを紹介していきます。このプロジェクトの目的は、フィンランドと日本の文化の相互理解と芸術協力を促進するとともに、神話と民俗を解釈する方法を拡散していくことです。このプロジェクトは、フィンランドカレワラ協会とともに共同プロジェクトとしておこなっています。

このプロジェクトは、2016年より企画され、日本の現代芸術家、鴻池朋子、太田祐司、田あゆみ、、飯沼秀樹、しりあがり寿、淺井祐介、展覧会キュレーターに窪田研二氏を迎え、それぞれジャンルの違う現代アーティストたちがそれぞれの解釈でカレワラを表現、フィンランドでリサーチをおこない新作をてがけました。

彼らの作品はフィンランドの神秘主義的なものと日本の考え方の両面を反映しており、さまざまな媒体やジャンルを通して語られています。この展覧会では、絵画、写真、彫刻、ビデオ、インスタレーションアートによる展示です。例えば、彫刻アーティストの飯沼秀樹は、カレワラの強い女性キャラクターを現代版化して描写するのに対し、鴻池朋子は、生の人間の感情や人間の暴力性をヴィジュアルアートをとおして反映しています。

6人の現代日本のアーティストによる「ユニバーサル・ネイチャー – 現代美術家によるカレワラ展」というプロジェクトが東京のセゾン美術館で開催され、フィンランド巡展として現在、フィンランドのケラヴァにて同展覧会がドイツのアーティストもまじえての展覧会となっています。